メトロポリマン生流奏(うりゅうかなで)。神候補の中でもとんでもなく身勝手で最悪なヤツです。作品途中で最期を迎えますが同情の余地はありません。今回は奏の異常な性格、卑劣な行いを振り返ります。
目次
プラチナエンド 生流奏(うりゅうかなで)はメトロポリマン
生流奏はエリート高校の上層学園に通っていて、その学校の理事長の孫です。生流家は上層産業グループを経営している富豪です。
過去、自分の過失で最愛の妹である怜愛(れあ)を死なせてしまいました。
妹の死を偲んで自殺をしようとしていたところに特級天使メイザが現れ神候補になりました。
メイザはこう言いました。
「その者(怜愛)に再び会う方法がひとつだけあります。あなたが神となり、その大切な者を天使とする」
奏は怜愛を溺愛し、怜愛にしか興味がない偏愛性を持っています。怜愛以外の命は虫けらのようにしか思っていないモンスターです。
特級天使メイザ、「欲望の天使」と呼ばれるメイザとともに神になり、怜愛を生き返らせるということを実現すべく、他の神候補者全員を抹殺することにしました。
奏は特撮ヒーロー「メトロポリマン」に扮して悪人を成敗する覆面ヒーローとなり世間の注目を集めました。
そしてテレビインタビューで他の神候補者を牽制する発言をしました。
「私は天からの遣いであり、12匹の敵を倒しに来ました」
は??12匹?「匹(ひき)」ってなんだ おい!「人(にん)」だろーが!!
プラチナエンド 生流奏(うりゅうかなで)の異常性
生流奏は妹の怜愛を溺愛していました。
まあ美しき兄弟愛はいいんですけどね~。何ていうかやっぱり異常ですよ。
女姉妹に対して強い愛着・執着を持つ状態のことを「シスターコンプレックス」って言うそうですよ。完全にそれですね奏は。
だいたい、ナッセを見た時も「僕好みの可愛いらしい天使」とか言ってんじゃねーよ。
ロ〇コンか、てめぇ。
その最愛の妹 怜愛が男の人に告白されたと言いました。嬉しい報告だと前置きしてのことです。
それを聞いた奏は即座にこう思いました。
まったく自分勝手なヤローだわww
本当に妹の幸せを思うなら応援するべきだろ。テメエカッテなこと言ってんじゃねーよ。
結局、自分のことしか考えてねーんだよ、おめーはよ!
あ、すいません。つい取り乱しちゃってwww
反対をした奏と怜愛はもみ合います。その時、怜愛を誤って高いところから落下させてしまい命を奪ってしまったのです・・
死んだ怜愛をかかえながら奏は思いました。
そして奏は死んだ妹を冷凍保存しています。
おめー何やってんだよ!妹はおめーのコレクションじゃねえんだよ。バローがよ。
もうひとつダメなのはその「妹を生き返らせる」という目的のために、平気で他の多くの命を奪っていることです。
まったく・・・・・・
てめぇの馬鹿さ加減にはなぁ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ(byドラマ「あばれはっちゃく」より)
若い人は知らないだろうけど・・1979年~のテレビドラマです。
そう言いながら雷を落としてやりたいですよ。
それかゴロゴロの実を食べて雷を直で落とすかですね。島を跡形もなく消滅させるほどの威力を誇る万雷(ママラガン)をくらわせてやろうかしら(byワンピースのエネル)
プラチナエンド 生流奏(うりゅうかなで)の望んだ世界
奏は自分が神になったらこうすると言いました。
プラチナエンド 生流奏(うりゅうかなで)堕ちたエリート
奏の最期は情けないものでしたね。
明日(ミライ)くんに取引を持ちかけました。
「神の座などいらない・・譲る・・金をやる、いくらでもやる・・」
平気でたくさんの人の命を奪っておきながら命乞いはないでしょうよ。妹のために命かけてたんじゃねーのかよ。それが例え間違った理由であったとしても妹のために戦って死ぬんだったら本望じゃねーのかよ。
結局こいつは自分の偏った理想に浸っていただけなんですよ。本当に愛していたのは妹なんかじゃないんですよ。自分が好きなだけなんですよ。自分のことだけしか見えてないただのナルシスト野郎っていうだけでしたね。
それに比べてミライくんは違うぜ!おめーなんかとは全然とちげぇんだよ!
まったく生流奏のやってきたことは許されることではありませんね。
おわりに
・・・・・
・・今回はついつい熱くなってしまいました。だけどこんな気持ちにさせるんですから悪役としては最高ですよね。
大場先生、小幡先生にしてやられた感じです。