深界2層シーカーキャンプには、一人の女性探険家が住んでいます。
彼女は「白笛」と呼ばれ、身長は2メートルを超える立派な体躯の美女ですが、50年以上も前からその名で名を馳せています。そのため、実際の年齢は謎に包まれています。
その名を「オーゼン」。
長年の過酷な冒険の結果、彼女の頭皮は捻じれてしまい、奇妙な髪形で髪を整えていますが、美しさには変わりありません。
そして、彼女の足も通常の人間のような形状ではないということですが、履いている靴を見る限りでは分かりにくいですね。何らかの上昇負荷を負っているでしょう。
過去には、主人公リコの母であるライザの師匠として彼女を指導し、成長後は親しい友人であり、パートナーと言ってもいい関係を築いてきました。白笛は、冒険の限界を超えた人物であり、シーカーキャンプの監視基地において、頼れる存在であることは間違いありません。
オーゼンの性格は頑固な毒舌家
オーゼンは自らの性格を「大人げない」と評しています。
普段は優しい言葉や行動は存在しませんからね。
相手が子供であろうと泣き出しても容赦ありません。彼女の独特な言動は非情で恐ろしく、時にホラー漫画のような表情を浮かべることもあり、まるで悪役のような立ち振る舞いです。
しかし、彼女の本当の性格は、部下たちから慕われる姉御肌なんですよね。
奇妙な癖はあるものの、面倒見がいいのも魅力のひとつです。
子供を欺くことは嫌いだと公表し、厳しさはあるが、仕事の指導にあたっては一生懸命に相手を導いてくれます。
ただし一方的に弱いものを攻撃するようなことはしません。それなりの覚悟を持った相手にしか厳しく当たることはないということです。
オーゼンは弟子のひとりであるマルルクにも気を配っています。
優しさが垣間見える瞬間ですね。
マルルクは生まれつき日光に弱く、地上での生活ができない体です。そのため地上での暮らしを捨て、共にアビスの大穴の中で暮らすことを選択しシーカーキャンプで仲間たちと暮らしています。
彼女の面倒見の良さと義理堅さは、ライザの依頼を受けてリコ達に探窟家のノウハウを徹底的に教え込んでくれたことからもうかがえますよね。
アビスの底で生まれたリコは死産の赤子でした。
彼女はリコを遺物の中に格納し、4層から地上に送り届けてくれました。
オーゼンはリコに厳しい言葉を浴びせながらも気にかけていたのは、そのような過去があったからですね。
偏屈な性格を持ってはいるのですが、根は真面目でとてもお人好しの一面もある人物です。
彼女はかつての弟子であるライザに対して、弟子以上の感情を抱いていたようであり、ライザから結婚の報告を受けた際には愕然としました。
そこから彼女の奇妙な性癖がうかがえます。
例えば、性別は男の子だと思われる弟子のマルルクにメイド服を着せるといったことをしています。それがマルルクの意思かどうかは不明ですが、おそらくオーゼンの意向が強いように感じます。
そしてマルルクが何かミスをした時、おしおきのためにマルルクを裸吊りにするという行為を行っているみたいですね。
これらの行動から、彼女の性癖について疑惑が浮上しているようですが、具体的な事実や証拠はなく、噂として広がっているに過ぎません。
ただし、彼女の行動や発言には独特な趣味や変わった嗜好が見受けられることは事実です。しかし、それが彼女の個性や特異な性格によるものであるか、それともただの噂や誤解に過ぎないのかは明確ではありません。
オーゼンの探窟隊：地臥せり
オーゼンの指揮下にある探窟隊は、外見上は普通の人間です。メンバーは年齢を問わず様々な人物が存在します。
しかし、オーゼンが彼らを「地上に戻る場所のないろくでなし」と紹介していることから、何らかの経歴や過去のトラブルを抱えているアウトロー出身者で構成されているようです。
実際に登場したメンバーであるイェルメ、シムレド、ザポ爺は、人相は悪いのですが、皆気さくで穏やかです。彼らはオーゼンに対して純粋な尊敬や感謝の念を抱いており、彼女を心から慕っているようです。
地臥せりのみんなはオーゼンのようなスパルタ気質ではありません。オーゼンによってしごかれたリコやレグを優しく慰める姿も見せています。
アメとムチのような関係ですね。
このように、オーゼンと探窟隊の関係は、厳しい指導という一面もあるが、同時に互いに支え合い、家族のような絆で結ばれているようです。
オーゼンの強さは半端ない！
オーゼンは最高位の探窟家であり、白笛の一人です。彼女は「不動卿 動かざるオーゼン」という異名を持っています。
白笛は、彼らが発掘したアビスの遺物を自らの武器として使用し、その特徴や力を体現する異名で呼ばれます。
オーゼンの遺物
オーゼンは一級遺物である千年楔を120箇所に打ち込んでいるということです。
千年楔は一刺しで千人力を得ると言われる遺物であり、オーゼンはそれを使用して健康の秘訣としているようです。
最初は奈落からの帰還のために使用されたものであり、帰還後は買い取って使用するようになったとのことです。
オーゼンは市場で千年楔を見つける度に買い取り、それによって無類の腕力を手に入れました。
その力は驚異的で、例えばドリルでも傷つかないレグの腕をを握っただけで軋ませるほど強烈な力を持っています。
このような力は、オーゼンが探窟活動や戦闘において非常に有利な立場を作り出していることでしょう。彼女の腕力は彼女の異名である「不動卿」に相応しいものと言えるでしょうね。
また、後のエピソードでも語られるのですがオーゼンの遺物は千年楔だけではないようです。それはまだ序の口というウワサも・・・・
攻撃力もさることながら防御力も強いんです。
それはオーゼンの装備が巨大鎧と外套であるということですね。
彼女がごつい鎧に身を包んでいることや、身長が2メートルあることからは、近寄りがたいオーラを放っているのが想像されます。
巨大鎧や外套は見た目からもめちゃくちゃ重そう。
これは力持ちのオーゼンだからこそ扱える遺物なのでしょうね。
鎧や外套は彼女の防御力を高め、探窟活動や戦闘時に役立つことでしょう。
また、オーゼンは白笛の中でも無双の怪力を持っているようです。この怪力は彼女の強さや優れた戦闘能力を示しています。そのため、彼女は戦闘においては頼れる存在であり、仲間たちからの信頼も厚いでしょう。彼女の不動の姿勢と力強さは、彼女の異名である「不動卿」に相応しいものと言えます。
オーゼンの再登場を願って！
オーゼンは強力な白笛であり、年齢を感じさせないほどの強さを持っていることがわかりましたね。しかも義理堅く優しさも兼ね備えたリーダーです。
人気のあるキャラクターであるオーゼンの魅力や存在感から考えると、作品の後半で再登場する可能性は十分にあります。
オーゼンが再登場し、さらなる活躍や成長を見せてくれることを期待しましょう。
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