「思い出すなぁ 大きな鐘まで放置してさぁ 置いとけばあの子も来てくれたんだよなぁ 惜しいことしたなー」
ハボルグによってリコはアビス深層で生まれた際、母であるライザと不動卿オーゼンがリコを呪い除けの籠に入れて地上まで運んだと聞かされます。そのお礼をリコがオーゼンに言った時のオーゼンの言葉です。この「あの子」とは誰のことを指すのでしょうか?
目次
メイドインアビス オーゼンの「あの子」とは誰?
はっきりとした描写がないので、誰なんだろうとよく話題になるセリフのひとつです。
おそらく「ジルオ」だという意見が多いのではないでしょうか。私もジルオだと思っています。
なぜなのか?
メイドインアビス オーゼンの「あの子」とは誰?オーゼンの誘い
オーゼンはジルオのことを気に入っていたので一度弟子に誘っています。
でもジルオは「殲滅卿の方がいいんで」と言ってあっさり断りました。
殲滅卿というのはライザです。
オーゼン自らが誘うんですからジルオはよほど優秀なのでしょうね。
実際にライザはジルオのことを「私の弟子は優秀なんだ」と語っています。
また、リコはライザにとってあまりにも大切な存在です。ライザがアビスの底へラストダイブ(絶界行)すると決めた時、その大切なリコをジルオに預けました。
※ラストダイブ(絶界行)はアビスの六層以下に降下すること
それだけジルオのことを信頼しているのだと思います。
白笛ライザが絶対的な信頼をおき、白笛オーゼンが直に弟子に誘うほどの人物がジルオです。
間違いなく優秀な人材ですね。
メイドインアビス オーゼンの「あの子」とは誰?オーゼンの嗜好
オーゼンは優秀な弟子を自分の後釜にしたかったのでしょうか。
まあそれもあるでしょう。
しかしオーゼンにはちょっと変わった嗜好があるようにも思えます。
今の直弟子はマルルクです。マルルクは事故で倒れていたところをオーゼンに拾われ、それ以来シーカーキャンプにいるということです。
またマルルクは日の光に弱いこともあり地上では暮らせないとのこと。なのでいちいち地上に戻らなくていいように、オーゼンがシーカーキャンプの仕事を買って出て、マルルクをずっと保護してくれているのです。
オーゼンの優しい一面ですね。
そのマルルクは一見女の子に見えるのですが、実は男です。
なのにメイド服を着ている。マルルクの趣味なんでしょうか?
いや、これはきっとオーゼンの趣味じゃないでしょうか。
だとするとオーゼンはかわいらしい顔の男の子を女の子みたいにする趣味があるのかもしれませんね。
このマルルクのポジションにジルオをしたかったのかもしれません。
メイドインアビス オーゼンの「あの子」とは誰?リコは死んでいた
アビス深層でリコが生まれた時、実は死産だったということです。
オーゼンは面倒だったからリコの死骸を呪い除けの籠に入れて置いて行こうとしました。そして「時を止める鐘(アンハードベル)」とライザを背負って地上に戻ろうとしたとき、籠の中から声がしたのです。
命が宿ったリコを籠に入れたまま、鐘をおいてライザとオーゼンは地上を目指しました。
「思い出すなぁ 大きな鐘まで放置してさぁ 置いとけばあの子も来てくれたんだよなぁ 惜しいことしたなー」
という言葉は、リコが生きていなければジルオはリコの保護者として孤児院で働くこともない。いずれライザはアビスの底を目指してもう地上に戻ることはない。
そうなるとジルオも探窟家として白笛を目指すだろう。その時、指導者としてオーゼンのところに来てくれるのではないか。
こう考えていたのではないでしょうか。
そしてメイド服を着せられたらなぁ。
ということなのでは、と考察してみました。
真相はわかりませんが・・
後日、作者であるつくし先生が明かしていました。マルルクのメイド服姿はオーゼンの趣味だって!
つくし先生「あれはオーゼンさんの趣味なんでしょうがないです。まあ直弟子なんで(笑)」
納得!!
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