不動卿オーゼン。
リコの母である白笛『殲滅卿ライザ』の師匠です。
現在、深界二層にある「監視基地(シーカーキャンプ)」の防人として弟子のマルルクやオーゼンの探窟隊『地臥せり』たちと暮らしています。
厳しさと優しさを持ち合わせた非常に魅力的な人物です。
いずれオーゼンたちも絶界を目指して旅立つのではないかと予想します。オーゼンは人気のあるキャラなので読者も再登場を望んでいますからね。
リコたちの前にまた現れて共に冒険することを願うばかりです。愛弟子ライザのことも気になっているはずですしね。
今回はそんなオーゼンさんの身体的な特徴などについて解説します。
不動卿オーゼンの身長、年齢
身長は2メートルを超えるということです。正確に何センチという記載はありませんが、かなりの大女ですね。
しかし椅子に座っている時は極度な猫背姿勢になりそれほどの威圧感を感じさせません。
猫背になるのはオーゼンの年齢も関係しているのかもしれません。
オーゼンの年齢についても正確な情報はありませんが、「白笛」の称号を得てから50年以上が経過しているということがわかっています。
探窟家の決まりとして「蒼笛になれるのは15歳から」ということなので、そこから月笛➡黒笛➡白笛と昇格していくのに最短でも5年くらいはかかるんじゃないかと思われます。
白笛になったのが20歳頃。白笛になってから50年経過していることを合わせても最低70歳は超えているのではないのでしょうか。
普通に考えればおばあちゃんですよね。
座った時に猫背になるのも納得です。
しかし立ちあがると2メートルを超える高身長で黒で統一したファッションに身を包み、肌つやも若々しく非常にカッコいいです。
30歳は若く見えますよね。
またツンデレ口調もあいまって近寄りがたいオーラをまとっています。
さて、この若さの秘訣はオーゼンの武装『千人楔』に隠されているようです。
不動卿オーゼンの腕 怪力の秘密
オーゼンの逸話は『怪力』にまつわるものばかりです。
・30人乗ったゴンドラを引き上げた
・10メートルもある岩を支えた
などが囁かれています。
深界で死産として生まれたリコを「呪い除けの籠」に入れライザと共に地上まで運びました。
その遺物を背負って運んだのはやはりオーゼンの怪力のおかげです。
オーゼンの怪力の秘密は一級遺物『千人楔』にあります。
一刺しで千人力を得るといわれる遺物を全身120か所に打ち込んでいます。
作中で見えるのは腕に打ち込まれた部分です。
その時に話してくれました。
その力はすさまじく、戦闘能力が高いレグでさえもパワー勝負では勝てそうもありませんでした。
結果的に火葬砲を撃つまでに追い込まれてしまいましたからね。
オーゼン曰く、この全身の千人楔は「若さの秘訣」だということです。
不動卿オーゼンの性格『度し難いが最高』
リコの出生の秘密を語り精神的に追い詰めたり、「私は君が嫌いなんだよ」と突き放したり、徹底的に他者を寄せ付けない態度を取ります。
子供だましは嫌いだということです。
オーゼンはリコやレグに厳しい態度で対峙しました。
それはアビスを探窟することの厳しさを教えていたからです。
「本気でやらなきゃ伝わらないだろ?」という言葉にオーゼンの厳しさと優しさの本質が隠されているように感じます。
ライザとの約束でもありましたからね。
マルルクは生まれつき日光に弱いので地上では暮らせません。
そのマルルクがいちいち地上に行かなくてもいいように深界二層のシーカーキャンプで防人をしながら一緒に暮らしてあげたりといった優しさがあります。
ただし、マルルクがそそうをすると裸吊りなどのお仕置きをするなどの性癖があるようです・・・
「あんた性格は度し難いが最高の師匠だよ」と言ったライザの言葉。
まさにオーゼンを表すぴったりの表現ですね。