プラチナエンド 底谷一(そこたにはじめ)。神候補の一人です。登場して当初はメトロポリマンである生流奏(うりゅうかなで)に心酔し、手下として働きました。しかし咲ちゃんによって赤の矢を刺されてからは奏に対する忠誠心との葛藤しながら最終的には味方として大いに戦ってくれました。そんな底谷一の悲しみ、成長、そして彼が死ぬ間際に見出したものについて書いていきます。
目次
プラチナエンド 底谷一(そこたにはじめ)
底谷は本当に悲惨な人生として描かれていました。貧乏で容姿も醜い。給食費も払えず、ノートも買えない。母親からは「あんたなんか産むんじゃなかった」と言われ、高架下のプレハブ小屋に住む生活。彼が高校の時、母親がそのプレハブ小屋で首つり自殺をします。
その瞬間、何かが切れたように底谷一も自殺を図りました。なんとも悲惨な人生です。そこへ1級天使バルタが現れ彼を神候補にしました。
プラチナエンド 底谷一(そこたにはじめ)の憧れ
底谷一はメトロポリマンの自信に満ち溢れた姿を見て憧れを抱きます。
「カッコイイ金持ち」。底谷一もそんなメトロポリマンに近づこうと整形手術をしました。
「さすがディオ!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!」
あ、これはジョジョ第1部「ファントムブラッド」でディオの取り巻きが発したセリフでした(^^ゞ・・・・・関係ないですね・・
しかし自分にないもの、自分ではできないことをやってのけるメトロポリマン。ディオ(このキャラはプラチナエンドには関係ないですが・・)もそうかもしれませんが、そんな器量を魅せられたら憧れを抱いてしまうものですよね。マイヒーローって感じでしょうか。
プラチナエンド 底谷一(そこたにはじめ) 愛に戸惑う
底谷はメトロポリマンである奏の下僕になるため六階堂さんの妻子を連れ去り遊園地のマジックミラーの中に閉じ込めました。
罠とわかっていながらも六階堂さんは躊躇なくマジックミラーの中に入ります。そして奥さんに自分を愛しているか問いただします。赤の矢を刺されてないかの確認です。
その言葉を聞いた底谷は戸惑います。
「愛って・・・何?」
また、六階堂さんが簡単にミラーの中に入ったことを不思議に思っていた底谷に奏が言いました。
「家族愛ってやつだろう・・」
それを聞いた底谷はまたも取り乱します。
「カゾクアイって、何・・」
そして、底谷一は咲ちゃんに赤の矢を刺されます。
当然底谷は咲ちゃんのことを好きになっていきます。抑えきれない感情、苦しくも心地よい感情。今まで感じたことのないあたたかな感情。
誰かを愛するということ。それは底谷一が赤の矢を刺されたことで初めて得た感情でした。
ハジメがキュンとした咲ちゃん萌えシーンがこちら。ハジメに限らず萌えますよね↓
プラチナエンド 底谷一(そこたにはじめ)は幸せだったのか?
明日くんは奏の手下である小日向冬子(こひなたふゆこ)と壮絶な戦いを繰り広げていました。絶体絶命のピンチに咲ちゃんが明日くんを守ろうとします。
魔の手が咲ちゃんに襲い掛かろうとしたその時、底谷が動きました。咲ちゃんを守ったのです。しかし人体を溶かす薬が底谷の前腕に突き刺さりました。
薬により溶けていく底谷一。その表情は穏やかでした。咲ちゃんを守ることができたからです。
今まで貧乏で醜くて辛かった。でも咲ちゃんに出会えてよかった。そう話しました。
そして最後にこう言い残しました。
いやいや号泣シーンですよね。
底谷の穏やかな死に顔を見ると少しは救われた気がします。人は生まれてくるところを選べません。裕福な家庭に生まれるかもしれないし、底谷のような環境で生まれるかもしれない。
でも生まれてきてよかったと思える時が一時でもあるのなら、人生に価値があるのではないかと思います。
底谷一のエピソードは思い返すだけでも泣けてきますね。カッコよかったぜ!ハジメ!