メイドインアビスの映画「深き魂の黎明」はアニメシリーズ第1期の続きです。ミーティと別れた後、リコとレグはナナチを新たに旅の一員として迎え、深界四層の中間部、不屈の花園からスタートします。
目次
メイドインアビス 階層:深界四層中部 不屈の花園
トコシエコウの花が一面に広がる花畑です。非常に幻想的で綺麗な光景ですね。
祈手(アンブラハンズ)
しかし遠くに何やら人影が見えました。レグは確認しに向かい、ナナチとリコは遠くから双眼鏡で観察すると、そこに見えたのは仮面をかぶった探窟家の姿。そして黒笛をぶら下げています。
それはボンドルドの部下である探窟隊、祈手(アンブラハンズ)でした。
アンブラハンズはすでにリコたちの動きを感知しています。
素早くレグの前に現れると警告しました。
「静かに。起きてしまう」
「ここは地上60日以上前に『禁域』に指定されているはずだ。知らずに入ってきたのか・・」
どうやらこの場所に立ち入ることは禁止されているようです。
なぜ?
それはトコシエコウに擬態する小さな虫「クオンガタリ」が巨大な巣を作っていたためでした。
クオンガタリ
本来クオンガタリは深界六層に生息する生物です。それがなぜか四層にまで上がって来ていたのです。
そして探窟家たちを餌食にしていました。
そう、このクオンガタリは超危険な生物なのです。
トコシエコウに化け、花に寄り添ってきた生物を襲い「幼体」を植え付けます。穴という穴から体内に入り頭を浸食され、生きたまま幼体の餌とされるのです。
アンブラハンズはクオンガタリに襲われた探窟家から標本を取っていたところだったのです。
しかも仲間のアンブラハンズ3人が犠牲になったということでした。
そのアンブラハンズはレグにリコの母ライザの形見である無尽鎚(ブレイズリーブ)を手渡しました。
そう、この不屈の花園はレグの記憶の断片にあるライザの墓と同じ場所です。無尽鎚(ブレイズリーブ)を墓標に見立て、ライザが眠りについた場所。
そんな記憶がフラッシュバックします。
しかしオーゼンは掘り起こしたけど何もなかったと言っていました。
ライザの生死は謎のままですね。
白笛オーゼンはボンのヤローとは違っていい奴!そんなことを綴った記事はこちら
できれば生きていてほしいです。
アビスの底でダイブを続けていてほしいですね。
そのアンブラハンズはクオンガタリに浸食された花園を焼き払いました。
なんと花園の一帯に燃焼剤を撒きに行った仲間の探窟家がまだ戻ってきていないのに焼き払ってしまったのです。
理由は成体が活動期に入るから、もう間に合わないということでした。
一見すると情のかけらもない非道な行為に思えるかもしれません。
しかしアビスの中で生きることはそれほど厳しいものなのでしょう。
弱肉強食の世界。
探窟家たちもアビスの生物を食べて生きていきます。逆を言えばいつ人間が自分たちより強い生物に捕食されてもおかしくありません。
ここで不屈の花園を焼き払わなければ第四層のみならずアビスの世界が滅茶苦茶になってしまう。なぜならトコシエコウはアビス一体に群生しているからです。
メイドインアビス 階層:深界五層「なきがらの海」
深度12000mから13000mの空間です。深界五層はアビスの大穴の中でも一番短いけど一番広いエリアです。オースの何十倍もある広さだとか。
上昇負荷
全感覚の喪失と、それに伴う意識混濁、自傷行為
前線基地(イドフロント)
深界五層の最下部に前線基地(イドフロント)が設置されています。
ここは人が人のまま戻れる最終地点です。これより先は生きて戻ることができないと言われる絶界行です。
そして六層唯一の侵入口です。
ここにボンドルドがいます。あの忌まわしい「箱庭」と呼ばれる実験場もあります。そこで昇降機の実験が行われています。
また、この基地でレグを拘束し調べていました。人体実験の装置でしょうか。
こんな最悪な設備もあるようです。
変態サイコヤローですね。
なきがらの海の砂岩地帯
ここには五層きっての捕食者カッショウガシラの巣があります。
グロテスクな生物です。
『カッショウガシラ』
一瞬にして肉も骨も溶かす7本の尾が特徴です。
普段は土中に潜んで近づいてきた獲物に襲い掛かり毒で溶かした肉を食らうということ。
毒性は凄まじく、毒針に刺されれば瞬く間に全身がボコボコと膨らんでドロドロに体が溶けてしまうという恐ろしい生物です。
この生物を利用してリコたちはボンドルドと戦いました。
見どころのひとつですね。
黎明の箱庭
昇降機の実験をしていた場所です。六層にあたる場所で袋小路になっています。
ここではボンドルドとレグの死闘が繰り広げられます。
あまりにも悲しい場所。
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