こんにちは。westroadです。
メイドインアビス2期とも言うべき深界六層の冒険。いよいよ絶界行(ラストダイブ)にリコたちが突入します。
決して戻れない最後の旅、深界六層「還らずの都」ですね。
奈落の底にあるとウワサされる黄金郷とは何か。そして辿り着いた「成れ果て村」。その世界観はもはや人間社会の常識は通じません。その中で最初に理解するべきことが成れ果て村独自のルール「価値」という概念です。
今回は成れ果て村の通貨とも言うべき「価値」についてお話したいと思います。
目次
メイドインアビス2期:成れ果て村
成れ果て村は生き物の死骸のような大きな建物になっています。入口には膜のようなものが張っていて、その中に入ると成れ果て村があります。
成れ果て村には力場が存在しません。なのでアビスの呪いにかかりません。深界六層の上昇負荷は「人間性の喪失」ですが、成れ果て村の住人たちはボンドルドによって実験台にされた子供たちのような姿ではなく、それぞれが独特ではあるがカタチを保った姿になっています。
メイドインアビス2期:成れ果て村の住人『マジカジャ』
まず最初に案内役として出会う「マジカジャ」
このロボットのような肉体は入れ物だということです。本体は「におい」で出来ているとのこと。
この体が普段着用(3つ持っている)で、他にも入れ物を持っているそうです。これがお気にいりなんでしょうか。
他の入れ物は人形職人のジェズンという成れ果てが作ってくれているとか。
マジカジャは入れ物じゃない本物の身体が欲しかったということです。
性格は非常に親切で色々と村のことを教えてくれます。村に来た人を案内することがすきなんだって。
リコたちに「価値」について教えてくれたのも彼ですよね。
メイドインアビス2期:成れ果て村の『価値』とは
成れ果て村では住人同士がそれぞれの「価値」をやり取りすることで成り立っています。
しかしそれは通貨のように共通の単位のものではありません。その人にとって大切だと思うものや好きなもの欲望の源など、得意なことなども含めて、その度合いが「価値」という概念で、これを対価として取引が行われています。
またボタン状の貨幣も使われているようです。
貨幣はどこかで製造されているのではなく、他人の価値を傷つけた時に行われる「精算」によって最終的には傷つけた本人が貨幣に変わってしまうという恐ろしいシステムです。
「精算」というのは罪の償いのようなもので、その者の宝物を奪われてしまうということです。それでも償いが足らなければ身体の一部を奪い去られ、傷つけた価値と釣り合うまで続けられます。
最終的にその者は身体がなくなり貨幣に変わってしまいます。
黒い触手のようなものに身体を奪われているシーン。怖・・
ホントに奇妙な世界観ですよね。
でも考えてみると価値の優劣ってその人の主観でどうにでもなりそうなもんですよね。
例えば、俺の時計は高級ブランドのやつだからお前のより価値があるんだ!とか、いやいや、俺の時計はおじいちゃんの形見だからそんなものより価値があるんだ!
とお互いが主張し始めたらキリがありません。
しかし成れ果て村には成れ果てたちが誰も入らない領域があり、そこには村全体を見通す意識体があります。そこで人の魂の信号を見ているんですね。
そこにはヴエコという重要な人物がいるのですが・・
そして、村全体を支配する意識がその魂の信号で価値を判断するというシステムのようです。
つまり、その人が何に価値を置いているか、どのくらいの価値を持っているかを知っているということなんですね。
そしてそれは一度価値の交換や精算が行われると、村の住人たちにどういう伝達経路か不明ですが伝わるみたいですね。
メイドインアビス2期:成れ果て村で一番『価値』とは
成れ果て村で一番価値が高いものは人間の子供だということです。
人間の子供の価値はその一部でも高いということです。目でも皮でも脂でも高く取引することができます。
まるごとともなると高額過ぎて交換できる価値など成れ果て村にはないということになりますね。
メイドインアビス2期:成れ果て村『価値』まとめ
- 成れ果て村では通貨のかわりとなるものが「価値」。
- 価値はその者にとっての大切なもの、欲望の源で決まる。
- 自分の持っている価値より他者の価値の方が上なら傷つけたり奪ってはならない。
- 傷つけてしまうと自分の価値が奪われてしまう。足らなければ身体から奪われていく。それを「精算」と言う。
- 一番高い価値は「ヒトの子」である。
以上、今回は成れ果て村の「価値」についてでした。
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