こんにちは。westroadです。
今回の実在する悪魔の実の力は「メロメロの実」です。
王下七武海にして九蛇海賊団の船長であり海賊女帝とも呼ばれるボア・ハンコックの悪魔の実です。
ハンコックは見た人をメロメロにして石化させてしまうというメデューサのような能力ですね。
でも本人はルフィにメロメロですけどね♡
今回はこの「石化」させることができるという能力について探ってみました。
目次
「ワンピース」メロメロの実:石化させることができる生物は・・
相手を石化させることができる生物は果たしているのか。
結論から言うとそのようなチートな能力を持つ生物はいませんでした。
どのような生物も死んでから化石化することはあっても、相手を意図的に石化させることはできません。
やはり石化というのは心の動きであって、ボア・ハンコックを目の当たりにした時のようにあまりのマブシサに心を奪われた時だけなんでしょうね。
「ワンピース」メロメロの実:すべてが石になる
しかし、生物には存在しなくとも触れるものすべてが石化する不思議な場所がありました。
中央アフリカ東部の国タンザニアの北部にあるナトロン湖です。Googleアースからの写真はこれ。
エヴァにもありましたよね。こんな色の海。
【エヴァの赤い海】
まずは見てください。この真っ赤に染まるナトロン湖に入ってしまったらどうなるか。
この鷲がナトロン湖に入ってしまうと・・↓
このように石化してしまいますΣ(・□・;)ヒャー
ナトロン湖のほとりでは鳥やこうもりなどあらゆる種類の動物が石灰化して打ち上げられているということです。
この鷲は石灰化した動物の写真を撮っているニック・ブラント(Nick Brandt)さんの写真で、動物を湖畔で拾ってから、「生きていた」当時のポーズにして撮ったものだということです。
なので湖に入った瞬間に石化するというわけではないのでご安心ください。
「ワンピース」メロメロの実:なぜ石化するの?
ナトロン湖は別名「炎の湖」や「死の湖」とも呼ばれる湖です。
なぜナトロン湖に入ると石化するのか。
その前に「ナトロン」とは何かということを説明しますね。
ナトロンというのは天然に産出する炭酸ナトリウム水和物のことで、古代のエジプトでは石鹸や洗剤、ミイラを作る際の脱水処理に用いられたりしたそう。つまり形を崩さずに乾燥させることができるということです。
ナトロン湖の「ナトロン」はここから来ています。
水の色はピンクや赤で、温度は頻繁に40℃を超え、時には60℃を超えることもあります。
その水はアルカリ性が強いため皮膚を焼き、ソーダ水、いわゆる炭酸ナトリウムがあちこちから湧いているんですね。
豊富に含まれる炭酸ナトリウムと塩分はナトロンと同じ成分を持つため乾燥剤の役割を果たし、それが生物の石灰化を招きます。
この湖に誤って入ってしまったら60度に達する水温と強アルカリ性のため、ほとんどの生物が生きることができない環境なんですよ。
だからこの湖に入って死んでしまった動物たちは石灰化してしまうということですね。
実際はこんな感じです↓
「ワンピース」メロメロの実:ルフィは石灰化しない
ボア・ハンコックに見つめられると老若男女問わずその美貌にメロメロになってしまい石化してしまいますが、ルフィには効きません。
ルフィはまだ女性にはさほど興味を持っていないようでしたからね。
そしてナトロン湖でも唯一石灰化しない動物がいます。
それはフラミンゴです。
フラミンゴはアルカリの強い場所にいるときには、片足立ちでなるべくつけないようにしていますし、脚自体に硬いウロコをまとっているため強アルカリ性の水に対応できています。
脚も長いですからそんなに水に浸かることがありませんしね。
フラミンゴたちはうまく環境に適応してナトロン湖を繁殖地にしています。天敵もいないのでフラミンゴにとっては天国のような場所なんですね。
ボア・ハンコックのメロメロの実はルフィには効きませんでしたが、ナトロン湖ではルフィではなくドフラミンゴが石化しないということでした。
以上、メロメロの実の石化能力についてでした。
こんな大きな動物の石化も!↓
|