メイドインアビス「深き魂の黎明」のヒロイン、プルシュカ。彼女が今作の核となる人物です。本当にかわいくてリコたちと同じようにロマンを持っています。そして悲しい子でもあります。プルシュカのエピソードは涙なしでは観られませんでしたね。
しかし、プルシュカの最後は新たな冒険の始まりでもありました。
目次
メイドインアビス プルシュカ:誰の子?
プルシュカはボンドルドの娘です。
・・とはいっても血は薄いということです。
正確にはボンドルドの部下である祈手(アンブラハンズ)の子供です。
ただしこの祈手(アンブラハンズ)たちもボンドルドが特級遺物である精神隷属機(ゾアホリック)を使ってボンドルドの精神を植え付けた人間なので、簡単に言うとボンドルドのコピーということです。
なのでプルシュカはアンブラハンズの誰かの娘ということは、血は薄まっているけどボンドルドの娘ということになります。
なぜボンドルドはアンブラハンズに子供を作らせていたのかというと、これも胸クソ悪いんですが実験台に使うためだったと思われます。
・・・ったく。
メイドインアビス プルシュカ:名前の意味
プルシュカという名前はボンドルドがつけました。
ボンドルドが子供たちを運んでいた際の運び損じの生き残りで、呪いが深すぎて自我まで失くしてしまった状態でした。
部下は使い物にならないから潰した方がいいと言いましたが、ボンドルドはそうはしませんでした。
逆にこの生き残った子を抱き寄せこう言いました。
「喜びしか知らぬ者から祈りは生まれません。生を呪う苦しみの子。君にしかできないことがあります。」
「君の名はプルシュカ。夜明けの花を意味する言葉です。」
やはり黎明卿。常に「夜明け」という概念によって動いている男ですね。
メイドインアビス プルシュカ:メイニャ
こうしてプルシュカはボンドルドの娘として育てられました。主に世話はグェイラというアンブラハンズがしていたみたいです。
薬で治療をしながらでしたが最初は人間としての自我が欠落しているためコミュニケーションが取れません。
ある日、ボンドルドによって「変化の子」と呼ばれるメイナストイリムという生物を与えられました。
かわいくて小さな生物です。
それを見たプルシュカは初めて何かに対して興味を持ちました。
喜びを見つけたのです。
メイナストイリムを抱き寄せ、安らいだ表情を浮かべました。人間の子供らしい表情を取り戻した瞬間です。
やがてプルシュカは人間としての自我が戻ってきました。
メイナストイリムを「メイニャ」と名付けました。
メイニャには不思議な特性があって匂いを嗅ぐとアビスの呪いの源であるアビスに漂う「もあもあした膜」のようなものが見えるのです。
このメイニャですが、おそらく実験台になった孤児の「成れ果て」ではないかと思われます。
ナナチとミーティが前線基地の部屋で待機していた時、ボンドルドに連れて行かれた子供がいました。
実験のために呼ばれたのですが子供たちには何も知らされていませんからね。ミーティも「いいなあ」とか言ってましたが・・
その時にボンドルドが呼んだ子の名前が「イリム」でした。
独特の匂いがするのはナナチも同じですから成れ果て特有の匂いなのでしょうね。成れ果てになるとアビスの呪いは克服できるということですね。
メイドインアビス プルシュカ:どんな子?
リコたちを最初に迎えたのがプルシュカでした。
リコたちに舐められたくはないと思ったのでしょう。最初はちょっとツンケンした態度でした。
ナナチの助言によりあまり話をするなと言われていたのでリコとレグはプルシュカに話しかけられてもあまり話をしませんでした。
ナナチはボンドルドのことを警戒していますからね
無視されていることに寂しくなってプルシュカは「話して・・つらい」と泣きそうになっていましたね。
いい子なんですよ。本当に。
それからすぐにリコたちと打ち解けました。
プルシュカは一度もこの五層から出たことはありません。この世界しか知らないのです。
リコたちと仲良くしているうちにプルシュカは自分もリコと一緒に冒険をしたいと思うようになりました。
リコたちと出会い、心も成長したのですね。
メイドインアビス プルシュカ:白笛として
プルシュカは父であるボンドルドを愛していました。
ボンドルドもプルシュカに愛情を注いでいました。
しかしその愛をボンドルドは自分を守る盾に使いました。
詳しくはぜひ作品をご覧になってください。要するにカートリッジですね。
そして最終的にプルシュカはリコの白笛になりました。
ちなみに最初のプルシュカの白笛はこんな形です。
物語が進んでプルシュカの姿はこんな白笛に変わります。
手をつなでいるデザインですね。
誰と手をつないでるのか。
このシーンが印象深いので、おそらくリコではないでしょうか。
プルシュカは死んでしまったけど、白笛となってリコと共に冒険に出ることができましたね。
プルシュカのエピソードは本当に号泣ものでしたよ。
プルシュカが本当に良い子なんで余計にね。
----------------------------------------------