成れ果て村を治める三賢。
その一角がジュロイモーです。
ジュロイモーはしゃべるでもなく、ただひたすら戦闘をする得体の知れない成れ果てです。
今回はジュロイモーとは一体何者なのか、その正体は何なのか、について解説します。
成れ果て村の『呼び込み』とは
三賢ジュロイモーが作中ではじめて登場したのは村の風習『呼び込み』をしていたときでした。
『呼び込み』というのは成れ果ては村の外に出て狩りをすることができません。
だから定期的に外から原生生物を呼び込んで村の中で狩りをするということです。
村の価値の総量を増やして豊かにするためです。
食料調達などの意味もあるんでしょうね。きっと。
そういえば村の入り口付近に橋がかかっていました。
後にその橋はワズキャンが作ったものと判明しますが『呼び込み』のために原生生物の通り道を作っていたのでしょうか。
しかしファプタに村の一部を破壊された時、超危険な原生生物リュウサザイを招いてしまいましたが・・・
三賢ジュロイモーの『価値』とは
初登場時の原生生物も強力な敵でした。
そこへ三賢ジュロイモーが登場。
その姿はめちゃくちゃグロテスクです。はっきり言って原生生物よりキモいですよね。
しかも体内からねちょねちょの棒のような武器を出します。
「業物」と言われているもので、それを持って相手をシバきまくるという戦闘スタイル。
ジュロイモーの価値は『激しい営み』だということです。
いや何それ??なんかヤラシイんですけど・・・
ま、三賢のジュロイモーは獲物が強そうだと出てきて戦ってくれるようです。
村の防衛大臣といった役割のようです。
三賢ジュロイモーの正体
ジュロイモーはイルミューイがヴエコから受けた信号で作った成れ果てです。
ジュロイモーという名前の由来はヴエコを幼少期に拾って奴隷として使っていたクズ野郎の名前と同じだったんですよね。
あの醜い姿はイルミューイがヴエコから聞いていた話をイメージしたものなのでしょう。
体内からねちょねちょの棒を出すのもアレをイメージしてますよね。
ヴエコから聞いていたイメージなのでしょう。
三賢というポジションを与えて村を守らせる盾にするなら、ヴエコに酷い仕打ちをしていた「アイツ」にしてやろうという、イルミューイなりの復讐だったのかもしれませんね。
三賢ジュロイモーVSレグ
ジュロイモーはレグと戦います。
しかしそれを仕組んだのはワズキャンです。
ジュロイモーの習性を利用してファプタをおびきよせ、村を破壊し新たな村(イルぶる)を作ろうと企んでいたようです。
リコという村(イルぶる)ですね。
リコはワズキャンにナナチをどうやったらベラフから取り戻せるか聞きました。
ワズキャンはファプタの一部をナナチと交換すればいいと教えたようです。
レグはファプタに頼みました。
結果、ファプタは耳をちぎってレグに渡しました。
ワズキャンはファプタの一部を持ったレグが村に入ってきたことで、ジュロイモーが村の危険を察知して出てくるということを読んでいたのでしょう。
狙っているのはファプタの一部とリコやレグの命です。
さすが預言者ですね。
レグは戦闘能力が高いのでジュロイモーも形態変化します。
そして黒い薄膜を放ち村全体を覆いつくしてリコやレグを逃がさないようにしました。
レグは火葬砲を放つことでジュロイモーの膜を破りました。
ジュロイモーとともに村の入り口も破壊されたためファプタとガブールンが入ってきました。
すべてワズキャンの狙い通りの展開でしたね。
最終的にはジュロイモーもワズキャンに利用されてしまうということになったのです。
三賢ジュロイモー:まとめ
ジュロイモーはヴエコの記憶やイメージから作り出された成れ果てです。
ヴエコが引き取られたジュロイモーは最低のクズ野郎の鬼畜でしたが三賢ジュロイモーは村の守護者という役割でした。
まあ少しはしゃべれるようですがコミュ力ゼロでしょう。
結局はワズキャンの策略に利用されてしまいましたね。
それにしても『激しい営み』が価値って・・・
なんか悲しいですよね。
少しは頭も使わないとね。